オーストラリア入国後にすべき各手続き

目次

3か月以上オーストラリアで生活するならすべき手続き

短期留学(数週間~12週まで)の場合は到着後すぐにしなければならない手続きとしては、携帯電話の手続きぐらいですが、長期になるとしなければならない手続き・した方が良い手続きがあります。
し忘れがないように到着後すぐに行いましょう。

在留届の提出

外国に住所又は居所を定めて3か月以上滞在する人は、旅券法第16条によりその地域を管轄する日本大使館、または総領事館に速やかに在留届を提出することが義務付けられています。在留届を提出しておくと、現地の大使館・総領事館から犯罪や自然災害の注意喚起の情報等がメールなどで送られてくるようになりますので大変ありがたいです。

届け出方法

到着後にオンラインでの申請が大変便利です。もちろん日本語で申請できます。登録の前に以下の情報がわかる物をお手元にご用意ください。

  1. 日本国旅券番号(パスポート)※同居家族分も含む
  2. 本籍地
  3. 自宅等連絡先(住所、電話・携帯・FAX、メールアドレス)
  4. 緊急連絡先(住所、電話・FAX・メールアドレス)
  5. 日本国内連絡先(住所、電話)

同居家族連絡先(携帯、メールアドレス)

申請はこちらから順を追って行ってください↓

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet//index.html


銀行口座開設

長期留学にはオーストラリアでの銀行の開設は必須になります。弊社を通じて学校をお申込みいただいた生徒様には開設サポートがございますのでご安心くださいませ。
ここでは、損をしないためにもオーストラリアの銀行について絶対知っておいた方が良い豆知識をお伝えいたします。

オーストラリアの銀行について

オーストラリアには4大銀行のBig Fourと呼ばれる銀行がございます。

ANZ銀行
https://www.anz.com.au/personal/

コモンウェルス銀行
https://www.commbank.com.au/

ナショナルオーストラリア銀行
https://www.nab.com.au/

ウエストパック銀行
https://www.westpac.com.au/

留学生やワーキングホリデーのほとんどの方々は以下の4大銀行のいずれかで口座を開いています。細かい違いはありますが、これらの銀行であれば小さな町でも支店やATMが存在しますので、語学学校があるような都市部では問題なくそのサービスを受けることができます。小難しいことはスキップして知っておいたほうが良い部分だけお伝えします。

金利が高い恩恵を受けよう

日本では考えられないぐらい定期預金金利が高いオーストラリア。定期預金金利とは、お金を銀行におくと銀行から利息がもらえます。日本では大きい銀行でも年0.010%の金利となり、どんなに大きな金額を銀行に預けたとしても雀の涙程度です。4大銀行の定期預金金利は、大体1.95%~2.55%(2019年8月現在)となっており、日本の銀行と比較すると10倍以上の利率となります。

口座の種類

口座を開設すると、携帯で銀行のアプリとカードをフル活用して生活をします。
その際に、この口座の意味はなんだろう?っとならないように頭にいれておきましょう。

普通預金口座 – Everyday Banking Account (Transaction Account)

オーストラリアでの生活を始める際に必要となるのは、日々のお金の出し入れに使われる普通預金口座ですが、オーストラリアでは Everyday Banking Account とか Transaction Account と呼ばれています。この口座を開設すると口座にリンクしたキャッシュカードが発行され、そのカードにはいろいろと便利な機能が付いています。オーストラリアはカード社会ですので、必然的にこの口座の利用頻度は非常に高くなります。普通この口座には利息は付きません。

各銀行により呼び名は異なり、4大銀行の普通預金口座は現在(2019年8月)以下のような名前が付いています。

  • Access Advantage(ANZ銀行)
  • Smart Access(コモンウェルス銀行)
  • Classic Banking(ナショナルオーストラリア銀行)
  • Choice(Westpac銀行)

オーストラリアでは日本の銀行のような預金通帳は存在しません。各口座の利用履歴は毎月発行される明細(statement)で確認することができます。明細はインターネット上で見れることができます。
住所を移動することが多い留学生は開設の際に郵送ではなくインターネットで確認したいと伝えましょう。

オンライン預金口座 – Savings Account (Online Savings Account)

このオンライン口座には利息がつきます。そのため、すぐに使うような金額を普通預金口座、使わない時はオンラインにいれておくという方法がおすすめです。携帯のアプリで簡単に管理ができ、24時間即座に行うことができます。回数制限はありませんし、手数料もかかりません。預金を引き出す際は、普通預金口座に移してから支店やATMで引き出します。

各銀行により呼び名は異なり、4大銀行のオンライン預金口座は現在(2019年9月)以下のような名前が付いています。

  • Online Saver(ANZ銀行)
  • NetBank Saver(コモンウェルス銀行)
  • iSaver(ナショナルオーストラリア銀行)
  • eSaver(Westpac銀行)

定期預金口座 – Term Deposit

4大銀行の定期預金は、最低預金額が$5,000からで、期間は最短で1ヵ月のものから存在します。基本的には期間が長くなるほど利率は高くなりますが、キャンペーンなどで特定の期間の利息が高くなることもあります。 ある程度の預金額がある方は、通常のオンライン預金口座と共にこちらの定期預金口座も開設しておくことをお勧めしますが、多くの口座を管理するのは煩わしいという方は、上の2つの口座だけ開設し、定期預金口座は必要に応じて後日開設しても良いでしょう。

キャッシュカードの機能

キャッシュカードがあれば、銀行の支店に行かなくてもオーストラリア国内のいたるところにあるATMから引き出しが可能です。同じ銀行のATMであれば引き出しや残高確認などが無料で行えます。異なる銀行のATMからも引き出しは可能ですが、一般的に$2程度の手数料がチャージされます。オーストラリア国外でも銀行が提携しているATMからの引き出しができますが、その際も手数料がかかります。ATMからの引き出しには各銀行により限度額が設定されており、1日$1,000程度に設定されています(詳しくは各銀行の支店または公式サイトにご確認ください)。ATMは年中無休で、24時間利用することができます。

デビットカード機能

銀行のキャッシュカードにはデビットカード機能が付いています。使い方はクレジットカードと同様ですが、カード決済した際に、代金は即座にリンクした口座から引き落とされる仕組みです。4大銀行のカードにもこの機能が付いており、ANZ銀行とNABのカードにはVISAデビット、コモンウェルス銀行とウエストパック銀行のカードにはデビットMasterCardの機能が付いています。

非接触IC決済

キャッシュカードには非接触決済の機能も付いています。VISAカードではペイウェーブ、MasterCardではペイパスと呼ばれる機能ですが、使い方は同じで、支払いの際にレジにあるカード決済用端末がコンタクトレス決済をサポートしていれば、そこにキャッシュカードをかざすだけで決済が完了します。
4大銀行のカードはいずれも$100未満の決済であれば、カードをかざすだけで決済することができ、それ以上の額であれば、カードをかざした後に暗証番号(PIN)の入力が必要となります。

タップアンドペイ(Tap & Pay)

非接触型決済に対応している携帯電話をお持ちであれば、タップ&ペイの機能も利用可能です。携帯電話でアプリをダウンロードし、デビット機能付きのキャッシュカードを登録すると、携帯電話でのコンタクトレス決済が可能となります。

eftpos

エフトポス(EFTPOS – Electronic Funds Transfer at Point of Sale)はアメリカ発祥のカード決済システムで、デビットカードに良く似ています。ATMからお金を引き出すような感覚で、キャッシュカードと暗証番号(PIN)を用いて、レジで支払いをすることができます。カード払いを受け付けている店舗では、ほぼすべてEFTPOSでの支払いが可能です。レジでの支払いの際にカードを出すと、「Cheque, savings or credit?」と聞かれることがありますが、「cheque」は、「cheque Account」、つまり当座預金口座のことで、おもに法人向けの口座です。個人がEFTPOSで支払いたい場合は、「savings」を選択します。クレジットカードやデビットカードを使いたい場合は、「credit」を選択します。また、レジによっては自分の口座からお金を引き出すことができる場合もあります。カードでの支払いで「savings」を選んだ際、「Any cash out?」と聞かれることがありますが、引き出したいときは、「Yes, 50 dollars please.」とか、「No, thank you.」などと答えます。

タックスファイルナンバーの申請

オーストラリア税務局が発行する納税者番号をTax File Number (TFN) といい、一人に一つだけ付与され、一生同じ番号が使われます。オーストラリアで就業する場合に必要となり、学生ビザやワーキングホリデービザなどの就業可能なビザが無いと申請することができません。TFN取得は義務ではありませんが、これ無しで働いた場合、所得に対して最高税率が課せられますので、就業される方は必ず取っておいた方が良いでしょう。
※申請のお手伝いをさせていただきますのでご安心くださいませ。

RSAの取得

オーストラリアで飲食店などアルコールを提供する場所でお仕事をする際は、必ずRSAというライセンスが必要になります。RSAとはResponsible Service of Alcoholの略です。この資格を取得するにはRSAコースを受け、テストに合格する必要があります。コースの所要時間は半日(7時間程度)で、レストランやパブなどでお酒を安全に販売するための知識を英語で学びます。RSAは、お酒を扱う場所で働くすべての人(現地の方も海外から来ている方も)が取得する必要があります。また、RSAは州ごとに発行されるものなので、シドニーのあるNSWで取得したRSAは他の州では使えません。他の州で働く際は、各州のRSAを新たに取得する必要があります。

真心込めて書きました

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