独学でマスターするケンブリッジ英語検定(FCE)

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大学入学共通テストが話題になった時に、導入候補になったことで知名度を上げたケンブリッジ英語検定。イギリスの名門ケンブリッジ大学の一部門で非営利組織のケンブリッジ大学英語検定機構が開発・実施している、英語検定試験としては最も長い100余年の歴史のある試験となります。
ケンブリッジ英検は英語の知識を問うというよりも、受験者がどれだけ英語を使えるかを試すことに重点を置いているテストです。ヨーロッパ各国では就職の際の必須資格であったりします。TOEICや英検とは違い国際的に認められている観点から、これから日本でも主流になるのではないだろうかと言われております。
ALTE*が認める国際資格となり、英語4技能+正しい文法力でコミュニケーション能力をはかる検定になりますので、中高生の早い段階から養うのはもちろん、就職・転職に向けてスキルアップをしたい大人に最適な試験と言えます。ケンブリッジ英検の一番に魅力は一度取得すると一生ものとして保持できること。このケンブリッジ英語検定試験に合格するための準備コースがオーストラリアの語学学校で広く開講されています。

*Association of Language Testers in Europe=ALTE(ヨーロッパ語学検定協会)

ケンブリッジ英検ってどんな試験かがわかる1本

5つのレベルがある合否スタイルの試験の特徴

ケンブリッジ英検には5つのレベルがあります。一般的にはFCE以上のレベルが就職・進学に有利とされています。また、IELTSやTOEFLとは異なり、レベルによってテストの問題が異なります。ケンブリッジ英検ではスコアではなく、受かるか落ちるかの合否判定方式をとっています。

1.KTE(Key English Test)

英検3級・IELTS4.0・TOEFL350~380・TOEIC300~350相当

日常会話における最低限のコミュニケーションができるレベルです。

2.PTE(Preliminary English Test)

英検3~準2級・IELTS4.5・TOEFL380~430・TOEIC350~500相当

英語圏での生活ができるレベルです。

3.FCE(First Certificate in English)

英検準1級・IELTS6.0~6.5・TOEFL500・TOEIC800~900相当

英語環境の職場で働くことができるレベルです。

4.CAE(Certificate in Advanced English)

英検1級・IELTS6.5~7.5・TOEFL525~550・TOEIC900~950相当

海外での大学や大学院への進学への入学可能、多くの企業や政府機関から英語上級者と認定されるレベルです。

5.CPE(Certificate of Proficiency in English)

英検1級以上・IELTS8.0・TOEFL600+・TOEIC950+相当

ネイティブスピーカーと同等の英語力と証明できます。専門性の高い職業への就職可能レベルです。

試験の詳細

―ライティング

他の試験よりもライティングにかけられる時間が長くなっています。

―リスニング

日常的なテーマが多く扱われているため、他の試験よりも親しみやすく把握しやすい内容になっています。2回出題問題を聞くことができます。

―スピーキング

面接官2人と受験者2人で行います。複数人数いることで、比較的緊張することなく話すことが出来ます。

FCE(中級)試験は下記の順番で行われます

  1. Reading & Use of English 1時間15分
  2. Writing 1時間20分
  3. Listening 40分
  4. Speaking 14 分

ケンブリッジ英検を取得するメリットまとめ

  1. 一生使える資格一度合格をすれば、更新の必要はありません。有効期限がないので一生、『ケンブリッジ持ってます!』と言うことができます。
  2. 試験内容は日常的な英語が出題されるIELTSやTOEFLと比較をすると、大学や大学院で用いられるアカデミック英語ではなく、語学学校や日本での大学受験で用いられる一般英語から出題されます。勉強したことが生活の中で活きるということも大きなメリットです。ケンブリッジだからと言ってイギリス英語だけのテストではなく、アメリカ英語や他の多様なアクセントも取り入るので、ケンブリッジ英検に向けて勉強をすれば世界で通用するグローバルな英語を学ぶ事ができます。
  3. 総合評価が大切ケンブリッジ英検では、4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)ごとに採点され、総合点が合格点を上回っていれば試験合格となります。例えばリーディングのスコアが合格基準より下回っていた場合でも、残りの3教科がリーディングの分もカバーをすれば試験に合格できます。
  4. 国際的な資格なので海外留学・就職で有利に日本国内だけの知名度ではないため、海外の専門学校・大学・大学院等に入学されたい方、または就職されたい方、キャリアアップされたい方には英語力の証明として有利になります。
  5. 他の試験と異なったスタイルケンブリッジ英検は非常に難易度の高い試験ですが、リスニングテストで2回問題を聞くことができるということは大変大きいメリットです。そして、スピーキングテストではパートナー(その日に会った初対面の受験者)とのディスカッションを要します。自分の意見を一方的に述べるのではなく、相手の意見に耳を傾け、コラボレーションすることが英語力の1つの要素と見なされているので、実際の自然な会話の中で必要なフレーズを勉強することができます。